コロナウィルス検査(核酸増幅検査)を導入しました
Abott ID NOW 新型コロナウィルス2019
核酸増幅検査の1種でNEAR法を使用します。
PCR検査と同等の感度で、短時間(15分間)で結果が出るのが特徴です。
迅速診断で、コロナ診療の一助になればと願っています。
【核酸増幅検査(PCRなど)と抗原検査のちがい】
いずれもコロナウィルス特有の物質を検出する検査です。核酸増幅検査は固有の遺伝子配列、抗原は固有のタンパク質を検出します。
その違いは感度の点です。核酸増幅検査では目的とする遺伝子配列を数万倍まで数を増やして検査するので感度は抗原検査の数万倍高くなります。
ウィルスの量が少ない時は、核酸増幅検査でしか検出困難な場合があります。
唾液検査は咽頭ぬぐい液に比べウィルス量が少ないので、抗原検査は適しません。
【核酸増幅検査】
当院では、RT-PCR検査でなくNEAR法を選択しています。
その理由は、検出時間の問題です。
RT-PCR法は、結果報告までに1~2日を要します。
現在の感染力の強い変異株では、報告の遅れが感染拡大に結びつきます。
早く結果を知ることは重要です。
NEAR法では、15分で結果が出、感度もRT-PCR法と変わりません。
臨床的には、メリットが大きいと考えています。
【無症状の方へ】
有症状でウィルス感染が疑われる方は、検査料は無料ですが、無症状の方は、保険の適応がなく自費診療になります。
渡航、面接、会議、講演などで陰性証明が必要な方はご相談ください。
好酸球の自動測定装置を導入しました
最近、アレルギー疾患における好酸球の役割が注目されています。
気管支喘息だけでなく、好酸球性副鼻腔炎、中耳炎、から血管炎まで幅広く重要であり。
白血球の好酸球分画が、診断の決め手になります。
迅速な診断が求められます。
最近も好酸球性肺炎を診断し、迅速に対応できました。
堀場製作所製 自動血球計数測定装置 Yumizen H630を導入しました。
Flow cytometory を応用し吸光度・細胞容積の差で血球を見分けます。
短時間で、好酸球分画が表示されます。
肺炎球菌ワクチンの山口市の助成に関して
肺炎球菌は、重症肺炎を引き起こす細菌で死亡率が高い事が知られています。
ワクチンは、1回の接種で5年間有効です。5年過ぎたら再接種します。
インフルエンザが流行る冬の時期には、ぜひ肺炎のワクチンを打ってください。
助成に関しては、以下です。
国の助成は65歳以上の人に5才ごと誕生日の年度に打つことができます。
該当する人ははがきが送られてきます。
はがきを持って来院ください。
山口市の助成は、70才以上の人が対象です。
そのいずれも該当しないか、2回目以後の接種の人は自費になります。
国の助成あり 価格 2790円
市の助成あり 価格 4500円
助成なし(自費) 価格 6000円
予約はいりませんので、ご来院ください。