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風疹第5期予防接種について

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本年(平成31年)4月より、風疹流行防止の目的で無料でワクチン接種がうけられる。

対象は、全年齢ではない。40才から57才の男子です。MR(麻疹風疹)ワクチンを1度も打っていない世代です。

4月より市からクーポンが配られ、医療機関を受診、風疹抗体価を測定し、抗体低下群にMRワクチンを無料で接種できる。抗体低下群は全体の約20%くらいと考えられている。

背景:風疹は、小児では3日はしかの名前のように比較的軽症ですむが、成人では症状が重く、特に妊娠初期の妊婦が罹患すると、胎児に影響を及ぼすので注意が必要である。

発症頻度:小児のワクチン接種が定着し、2008年以後は年間100例から300例くらいの

少数で推移していた。

しかし、一旦流行すると、感染力がインフルエンザの3倍強いため大流行をおこす。(下図)

実際、2013年(東日本大震災の2年後)に14000人を超える大流行が記録され、胎児の先天性風疹症候群も多く記録された。その前年(2012年)にも2300人の小流行が見られた。

今回、昨年(2018年)に2917例の小流行が見られ、本年も流行が続いており、10,000人規模の大流行が危惧されている。

対象:下図 2018年の発病者リストでは、確かに40才から57才までの男性は多く、この世代のワクチン接種により蔓延阻止の可能性がある。

しかし、妊娠適齢期の20才代、30才代、の女性(赤)の罹患が多いのは気になる。

この世代のうち、特に29才から39才は、ワクチン1回接種の世代である。

無料ではないが、男女とも2回目のワクチン接種をぜひ接種してほしいと考える。

ただし、生ワクチンであるので妊婦さんは打てないし、接種後2か月は避妊が必要である。

なぜMRワクチンなのか?麻疹(はしか)のワクチンを一緒に打つのか?

はしか(麻疹)は、風疹よりさらに感染力が高い。インフルエンザの8倍といわれ空気感染もある。すれちがっただけでも感染する。さらに成人では重症化しやすい。

2020年オリンピック・イヤーを前にして、ワクチンでの防御は意味がある。

 

追記:妊娠希望女性にワクチンの助成

山口県では、令和1年6月1日より令和2年3月31日まで妊娠希望女性を対象MRワクチンの助成が行われる。

ただし、対象は、過去に1度も風疹ワクチンを接種したことがないヒト、かつ風疹抗体検査をしたことがないヒトで下記に該当するヒト

1)妊娠希望だが今は妊娠していない女性

2)妊娠希望の女性または妊娠中の女性の配偶者

3)妊娠中の女性(女性の風疹抗体価が低い場合)の同居者

抗体検査は無料。

風疹抗体(HI)が16倍以下の時、ワクチン料が助成される。

麻疹風疹ワクチンは5000円、風疹ワクチンは3000円、残りは本人負担

助成金は、本人が保健センターに還付手続きを行う。

 

*今回の措置は、過去に1回も風疹ワクチンを打っていないヒトが対象となる。

妊娠可能女性は、29才までは原則2回接種しているし30才以後は原則1回接種しており、ほとんどの女性は今回の措置の対象からはずれる可能性が強い。

1回も打っていなかった女性には福音となるが、数は少ない。

*重要なのは、今まで1回しかワクチンを打っていないヒトが2回目を打つ事であろう。

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